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あつい。。。

7月4日のアメリカ独立記念日はセレブな友達の屋上プールでまったり&花火をみるなんてリッチなことをしてうかれた独立記念日をすごしたが、2日たった今日は所詮、冷房のない蒸し暑い自室でコンピューターにむかうという日常にもどってきている。

このごろ蒸し暑い日がボストンでは続いている。今日は特に今年の最高気温更新かも。。くらいあつくなるらしい。基本、私は熱帯人なので、あついのは平気だが、ボストン、夏と言えば、夏休みが始まり学校が終わった10代のこたちがはめを外しすぎて遊んだり、夜遅くまで外出する時期でもある。日本でもそうだろうが、当然少年犯罪率も上がり、悲劇もおこる。私の住むモナドナックも例外ではない。というか、そういうこたちのメッカだ。私の部屋は3階なのだか、夜な夜な深夜3時頃まで、しゃべり声、カーステレオ、時には怒鳴り声も聞こえる。この辺の老若男女はしっているので、喧嘩の声が聞こえても怖いと思う事はないが、時々、内容を聞いているとそんなことをいって大丈夫なのか、と後々心配になるような事も言っている。くれぐれも気をつけて、この夏みんな無事でいてほしい。自分の思春期を振り返っても思う事だが馬鹿をするし、無茶もするのが成長の過程、(私も悪さしました。今は反省?しています)でも私が育った環境には銃は存在しなかった。

夜な夜なモナドナックでたむろっているグループはほぼ男の子なのだが、その中に紅1点で女の子が1人いる。お向かいにすむ16歳のジャネットだ。16歳にしてはガタイもよく、迫力は男子に負けない彼女で、声が高くてよく通る。ジャネットがそとで喧嘩をすると近所中につつぬけだ。4年まえに引っ越してきたとき、私は自宅のポーチで本を読んでいた。引っ越し助っ人数が家具にあわせて足りていなかったので、グッドサマリタンとして手伝った。過去に私自身も引っ越し先のまだ面識のなかった隣人に家具を運ぶのを手伝ってもらった事も有るし、暇だったし、新しい隣人がどんな人か知りたく好奇心もあって手伝った。ぎゃんぎゃんと私のまわりにいて写真とって、こうやってとって!と騒々しかった(今でも騒々しいが)彼女だったが、今は16歳特有のつんとした雰囲気を身につけ、髪には赤のハイライトをちゃんといれ、すれしがうとぶっちょうずらで『HI, KEIKO」と通り過ぎていく。

7月4日の夜、花火を見終わって12時くらいに家にかえってきたら、ジャネットが相変わらず4人の男の子達と退屈そうにたむろっていた。その夜は久しぶりにジャネットのほうからなにやってるの?と歩み寄ってきた。一緒にいた男子の2人はは見ない顔で、「このへんに住んでるの?みたことないけど」とちょっとうさんくさそうに私をちろちろ観てきたとき、ジャネットが「けいこはここのずーっと住んでるの、あんたがしらないだけでしょ。」とぴしゃりいった。なんとなくうれしかった。そのあと私たち2人はのどが乾いていたので、ジャネットの家に一緒に水をとりにかえった。ジャネットが「4TH JULYって退屈。去年も楽しくなかったし、今年だって飽き飽きしちゃう。」といったので私は「4TH JULYってだけで、何となく期待しちゃうのよ。期待も何もない日なら、こんなもんだって退屈はしないけど、期待するから退屈って感じるの。誕生日とおなじよ。」といった。ジャネットはふとかんがえてそうかもしれない、といった。「ねえ、ジャネット、私がジャネットの家族がマナドナックに引っ越してきたとき手伝ったのおぼえている?」と聞いてみた。首を一瞬かしげて、「あ!そうだ!おぼえるー!」と11歳のときと同じ笑顔が彼女に広がった。

ジャネットとのその夜の短い会話で自分発見があった.私は常に受け入れられたいんだなと思った。別に拒絶されていたり嫌われているわけではないけれど、肯定されたいだなってなんか思った。もしかしたら私が写真を撮り始めた、撮っているのはそういう気持ちからかもしれない、と思った.写真は目のつけどころ、視点が大切といいます。私は自分の視点に自信があるから写真を撮るんじゃなくて、自信がないからとってるのかな。。。Ego??? 秋の夜長では有りませんが、夏の熱夜に思った事でした!