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MA State House モナドナックストリート展示会開始

5月10日(月)ー5月14日(金)の1週間、MA State House (最寄り駅:パークストリート)Doric Hallにてモナドナックストリート写真展示会は催します。今回は34点展示とモナドナック写真展示で最大のボリュームです。ウェブ上も含め未発表写真がたくさんあります。どうぞ御出かけくださいませ。

5月14日(金)にはクロージングリセプションを午後4時から午後6時まで行います。皆様のお越しを御待ちしております。(軽食、飲み物 有り)

PRESS RELEASE

 Who:         Keiko Hiromi, Photographer and Dorchester Resident

 What:        Monadnock Street: an Exhibition of Photographs from a Dorchester Neighborhood

 Where:      Doric Hall, State House, 24 Beacon St., Boston, MA

 When:       Monday, May 10, 2010 to Friday, May 14, 2010

                  *Meet-the-Artist Reception:  Friday, May 14, 2010; 4-6pm

 Sponsored by State Representative Marie St. Fleur, 5th Suffolk District

Background:  Keiko Hiromi’s “Monadnock Street,” a series of black and white photographs on view during the week of May 10 to May 14 at Doric Hall in the Massachusetts State House, features photographs of neighborhood residents, many of them first and second generation immigrants living in Dorchester, MA, where Hiromi also lives.  Her raw, yet sensitive photographs show the daily lives of the people who live on Monadnock Street.

Hiromi came from Japan to Boston 11 years ago to study in Boston, She graduated from New England School of Photography in 2005. Coming from a non-American point of view, these photographs have come to be powerful and enlightening for everyone who has viewed them.  “Monadnock Street” is a personal project for Hiromi, helping her come to realize more about herself and allowing her to learn and understand what it means to be a part of a community in an American society.

Besides exhibiting in several venues across America, Hiromi has participated at the Griffin Museum of Photography’s annual juried show in Boston, Simmons College Curatorial Studies Students’ show and the Photo Resource Center at Boston University. She has also won numerous awards for Monadnock Street, including Project Basho and Griffin Museum Emerging Artists Awards.

The Monadnock Street neighborhood has been a melting pot for immigrants over the better part of the last century.  Thus it has a unique, vibrant quality not seen on other streets.  Looking at Hiromi’s Monadnock Street, State Representative Marie St. Fleur commented, “Keiko Hiromi’s photographs are quite arresting, they capture the vibrancy, intensity, scarcity yet wealth in the lives of the Monadnock Street community.”

Contact: Keiko Hiromi – 617-869-2262/ http://www.keikohiromi.com/

Diane Wignall -- 617 722-2800 X8582

Robert Haas – 617-442-9670 x11

 

おいしいバナナシェーク

手軽でおいしいバナナシェークを作りました!簡単簡単 ♪

古めのバナナの活用方にいいです! V

1、古いバナナ/もしくは冷凍バナナ (皮なし)

2、牛乳(適量/適当)

3、レーズンーーお好みの量 (けっこういっぱいいれて平気です)

1−3をミキサーにいれてミックス ♬

終了。

注)牛乳はミキサーにかけると泡泡になって量がふえます。

今いえに普通のレーズンしかないので、こんどラムレーズンで試してみます!

朝ご飯にぴったりです!

ダニーとジョリーナの話

モナドナック友達の1人にダニーという40代のケープベルデのおじさんがいる。車、機械いじりが得意で陽気で大酒飲みで, アメリカに来てからもう20年以上たち、奥さんもアメリカ人なのに英語を話すときにはまだしっかりアクセントがあるたのしいおじちゃんだ。わたしをみると、いつも「けいっこー!ユア マイ フレンドーー!!」と叫ぶ。

この間、友達のジョリーナの家にいくから、一緒にいこうと誘われた。わたしはジョリーナとは面識が無かったので辞退したのだが、近いし大丈夫だよ、と押し切られ、ジョリーナの家までの5分くらいの距離をダニーと一緒に歩いていった。歩いている途中、ダニーはジョリーナのことはいろいろ話してくれた。ケープベルデにいたときから知っていること。ダニーが最初に家族とともにアメリカに移住して、偶然ジョリーナの家族も同じ地域に移住したのでいまでも交遊が続いていること。お料理が上手な事。最後にダニーは「俺はジョリーナの1番最初の恋人だった」とちょっと嬉しそうに、得意そうにいった。そのあとすぐに「ジョリーナは友達で、今はもちろん恋人じゃないよ!!」と慌てて付け足していた。

ジョリーナの家につくと、ダニーと同じくらいの40代前後とみえる女性と、もっと年配の女性がわらって出迎えてくれた。若い方がアクセントのある英語で「わたしがジョリーナよ」わらって挨拶した。年配の女性は英語がしゃべれないぽかった。おうちはケープベルデの様々のもので飾られていて面白かった。ダニーがいろいろ世話を焼いてくれて、あれは「ケープベルデ独立の父」のポスターだ、とか、これはアフリカのゲームだとか、いろいろ教えてくれた。わたしが日本で小さい頃遊んだ、マンカラというビー玉のゲームによく似たのがあったので、ダニーにルールを教えてもらいやってみたりした。結果は3戦3敗だった。。。わたしのゲームベタに加えダニーが生粋のギャンブラーだったからしょうがない。。。ジョリーナの中学生の息子にもあった。キリマンジャロという名前で、「わたしが大きな山の名前ね」といったらよく知っていると驚かれた。日本では山の絵がかいてある有名なコーヒー豆であることは言わないでおいた。

ジョリーナの家に遊びにいってから2週間位経った時にまたダニーにあった。ジョリーナが元気か?って言ってたよ。とダニーがいった。そういった後に、秘密を告白するみたいに小さな声で「ジョリーナ今、俺のことおこって電話にでてくれないんだ」といった。「どうして?」とわたし。するとダニーがジョリーナの誕生日をわすれたこからだよ。といった。わたしが「ダニー、そんなの馬鹿げてるわ。もう恋人同士じゃないんだし。そんなことでジョリーナはすねるなんて。」というとダニーは本気な顔で「でも俺はジョリーナの最初の恋人だぜ。。。あとジョリーナは俺の最初の恋人でもあったんだ」といい、恥ずかしそうに笑った。よく聞くと、ジョリーナが14歳のとき、ダニーが13歳のときの、お互いは人生最初の恋人だったそうだ。何十年もたった今、それぞれ違う人と結婚して違う人生を歩んでいる二人だが、いまでもジョリーナはダニーに誕生日を忘れたといってすね、ダニーが謝っている。若き恋人だった頃の2人の様子が目に浮かぶようだ、と思った。何十年もたったあとで、誕生日を忘れた、といっておこっているジョリーナはとてもかわいい女性だと思った。

左から2番目がダニー

5年の歳月

現在、私は5月10日から始まるマサチューセッツ州議事堂(Statehouse)での展示会準備をしている。展示する写真はモナドナックストリートシリーズなのだが、企画、展示は議員さん秘書と打ち合わせしながらすべて自分でやっている。今回の展示はがんばって32枚の展示を予定している。前回のモナドナック写真展示会は15枚展示したので、のこりの17枚を今プリントしている。2005年から撮り始めたモナドナックストリートのネガは5年間の歳月とともに膨大な量になっており、しみじみと見直すのは久しぶりだった。まず1番最初に思ったのは、5年の歳月のネガの中で成長していく子ども達だった。5年前うまれたての赤ちゃんはよちよち歩くようになり、ちいさかった子ども達はよくおしゃべりするようになっており、1番のかわりようは10代の男の子達だった。当時13歳、12歳で犬と転がり回って遊んだり、自転車を乗り回していたこたちは17歳、18歳となり、もう彼らの興味は自転車や子犬と遊ぶ事ではない。

もう1つの発見は5年間の撮りためたネガの中には5年分の変化とともに私もいた。実際に私がうつっていたのも会ったし、(5年間の間にいろいろな髪型をしていた!)、ネガの中には写真をとっている25歳、26歳、27歳。。。の私がいた。ネガの中にはわたし自身のドキドキと、笑いと変化と秘密と様々な感情がちゃんと5年分が詰まっていた。わたしはいつも「モナドナックストリートはパーソナルプロジェクト」と言ってきたのだが、こんなにパーソナルだとは思わなかった。

きょうで今週4日目のプリント、あと残りのプリントは1.2枚だろう。今回の展示会にはウェブにもアップされてない写真も含まれているので、また後日展示会写真としてアップします。

 

 上の写真は2005年のときにとった写真。パトリック(右)は17歳となり、今は母親と弟のアンソニー(左)と義理の父親とロスアンゼルスにすんでおり、この夏に高校を卒業する。わたしはアンソニーとは2005年以来あっていないけれど元気だろうか。。。 真ん中ーーマルボロ(犬)

Monadnock Party

先週末はマナドナックで2つのパーテイーを梯子した。

1つ目はご近所の8歳になる女の子の誕生日会。もう1つはベニーの姪っ子にあたるダイアナのお別れ会だ。

 バースデーガールはシャイな笑顔がかわいいジャスミンだ。この家族は私の家のお向かいにすんでいるのだが、今日午後偶然通ったら、こども達に『Keiko keiko keiko!!』と連呼され、『 are you coming to birthday party? You have to come!!!』とかわいい顔でいわれたので、参加させていただいた。夜の8時からはじまった誕生会。8歳のこがこんなに遅く起きてていいのだろう か。。。と心配になったが家族がそろって、こどもがかけまわっている典型的なかわいい誕生会だったと思う。

 

 

もう1つのパーテイーはダイアナのお別れ会だ。

私とダイアナとの出会いは5年前にさかのぼる。俗にいうケーブベルデからの移民になるのだが、大人になってからきたベニーとは違い、若くしてアメリ カにきたダイアナには英語のアクセントもなく、みかけもすっかりアメリカンだ。ダイアナは20代後半で、もう別居して3年のハズバンドと子どもが2人い る。ダイアナはずーっとアーミーの関係で2006年からハワイ基地にすんでいたのだが、5月からイラクに行く事が決まり、2週間の休暇を家族と過ごす為、 ボストンに戻ってきている。この日はそのイラクにいくお別れ会だった。「アフガニスタンじゃなくってよかった」と彼女はいう。

 私は仕事でない限り、パーテイー写真などをとるのは好きでないのだが、なんといってもダイアナのお別れ会の思い出の記録として写真をとった。

 パーテイーはダイアナの叔母、つまりべニーのお姉さんにあたるダルースの家、岩の前の家で行われた。ケープベルデの人たちは家族のつながりがなんといっても強い。お別れ会はダルース自慢のケープベルデ料理とたくさんのビールと家族の笑顔が溢れる会で夕方から深夜まで続いた。

その夜の事件。事件というほどのことではないのだが、ダイアナのお別れ会でビールがなくなってきたので、近所の酒屋さんまで友人の男の子の付き合いでビールを買いにいった。夜の11時前くらいだったと思う、一緒にいった私の友人はケープベルデから8歳のときにアメリカにきたエグアルドという25歳の男の子で、彼の育ての親であるおばあちゃんがつけたあだ名、カリート、もしくはエージー (エグアルドのイニシャル)というニックネームでこのへんでは通っている。夕方からダイアナ達とバックヤードで飲んで騒いでいた彼はご機嫌気分だったが、 けっして悪酔いはしていなかった。しかし、ことは酒屋の店長がいきなり、「今日はお前に酒はもううらない」と言い出したところから始まった。ご機嫌でみんなのために酒屋パシリをしていた彼がいきなり販売拒否を受けたのだからむっとするのはわかるが、しかしけんかっ早い。。。こんなところで喧嘩したら、大変だ!喧嘩しそうになっているのをなだめ、私が買うということで一件落着させた。帰り道、理不尽な扱いに悔し泣きしているカリートをなだめながら、「あんな酒屋の店長なんて気にしないの!あんな人は関係ないよ、エージー.」と私がいうとまだ涙がうるうるしている目で、「エージーはストリートネームだよ。けいこはカリートとよんで。」と言う彼。

 

おバカな子ほどかわいいと思うというのはこういう事だろうか。このこは大丈夫なんだろうか、、、という瞬間が多いカリート君だが、がんば れ!!。。とエールをおくりたくなる。(写真前列の1番左がカリート)



29 Monadnockの住人

29 Monadnock は私の家だ。1880年に建てられたこの家はちょっとぼろくてお化け屋敷チックで風格があってなかなか気にいっている。 ビクトリアマンション、クイーン アン建築形式で建てられているそうで、入るとすぐに大きなグランドステアケース(2階に吹き抜けの階段)があり、両脇には暖炉付きのパーラーがある。お手伝いさん用と住人用に階段が分けて作られているところも当時の時代を感じさせてなかなか面白い(お手伝いさん用の階段はキッチン直結の狭い粗末な階段)。そしてなんといっても広い。ベッドルーム7部屋、パーラー2部屋、ダイニングルーム1、書斎2、ダイニングキッチン1、バルコニーは3カ所にある。グランドステアケースのところにあるステンドグラスもしゃれている。

この家の主はボブという60代のおじさん/おじいさんで(サンタクロースにちょっと似ていて、白髪でチョビ顎髭をつけたアブラハムリンカーンっぽい風格なのでおじいさんのほうがしっくりくる)40年前に廃墟だったこの家を50万で買ったそうだ。 ボブはアイビーリーグ卒業コロンビア大学院電気工学のエリートだが敬虔なカトリック教徒でもあり、ある日仕事をやめ、この地域のNPOで地域復興に生涯をかける事に決めたそうだ。年のせいか頑固でちょっと陰気な所もあるが社会派でこの辺のちょっとした生き字引だ。

私はこの家の3階のロフトにすんでいる。賃貸形式は間借りだ。ボブの性格上、この家の入居者は「この地域に興味にある人。この地域復興のため働いている人/働きたい人。」だ。 私は写真家なので『この地域に興味があってこの地域で写真が撮りたい人。」として入居した。治安があまり良いエリアではないので「この地域にすみたい人」がたくさんいるわけではなく、入居人はまばらな時もあるが、かわりに歴代入居人も含めカラフルな人たちが多くて楽しい。

今の私の同居人はクリスチャンミッショナリーだ。彼らはそろって若く、大学を卒業したばかりか、大学院生で、家から歩いて5分の教会に通い、教会活動に燃えている。私はクリスチャンホームの出なのだが、アメリカにきてから個人レベルにおいて宗教というものが得意ではなくなってしまった。しかし同時期に写真家としての宗教、信仰に対する好奇心が生まれてきたと思う。キリスト教原理主義カルト12 Tribes (名前の由来は旧約聖書のイスラエル12部族から)の写真を撮ったのはそういうわけだったと思う。http://www.keikohiromi.com/twelve-tribes/ 私の同居人はけしてカルト信者ではないし、普通の敬虔なクリスチャンだ。ただ私がアメリカのユースクリスチャンサブカルチャーに久しく触れていなかったので、彼らは新しい驚きとふーんと思う瞬間などを楽しく毎日もたらしてくれる。

29Monadnock

ボストンマラソン

4月19日、今日は第114回ボストンマラソンの日。 この日はマサチューセッツ州祝日パトリオットデイ(愛国記念日)。といってもしょせん州の祝日。アメリカ全土の祝日ではありません。日本でいう都民、県民の日みたいな日です。だから公的機関で働いていない人々にとってはふつうの仕事日。

私自信、忍耐力. 体力をともなうもの(特に忍耐力)が全般苦手なのですが、一応、ジャーナリストの端くれとして、ボスカメラマンのアシスタントも含め、撮影にいってまいりました!マラソンは観戦しているだけで疲れてしまう根性なしですが、やはり頑張っている人たちを観ていると、元気になるし、いい気がもらえるようなきがします。

日本勢はというと...北京五輪代表の中村友梨香選手は惜しくも7位と入賞を逃し, 女子車いす部門では土田和歌子選手が4連勝しました!!! GO!!! JAPAN!!!

プロのマラソン選手は観ていてさすが!の一言につきますが、私が好きなのはアマチュアの頑張っている人たち。ボストンマラソンには毎年常連のカップル参加、チーム参加、仮装参加など、楽しく頑張っている人たちがたくさん。

雨の続いていたボストンも今日は久しぶりに晴れてマラソン観戦に気持ちの良い1日でした。

 どっちもがんばれー!!

 

中村友梨香選手 ゴージャパン!!

 

ゴーーーーール!!!!!!!

 

毎年恒例ボストンマラソン愉快な参加者。ビール赤カップの仮装の2人組は毎年常連さん。マラソン完走後の冷たいビールはさぞおいしいことでしょう!!

 

書き初め

書き初め。

 

ボストンのInner City (通称ゲトー?!)モナドナックストリートにすむ写真作家の撮影、日々の日誌です。

写真を撮り始めたときのきっかけは、

観たもの、会った人、思った事を忘れたくない。→ でも忘れっぽいし、どうしよう。。 → そうだ! 写真をとろう!

 

というきっかけで大学時代に写真のクラスをとったのがきっかけでした。それから○年。

 

縁あってモナドナックストリートに引っ越してきたのが2005年。 はじめは新しい場所でドキドキ、でも写真取り入たいなーでも怖いなー 撃たれたらどうしよ。。ここアメリカだし、、、

なんて考えながら1枚も写真が取れない日々がつづく。。その頃ついにかったデジタルカメラは宝物で壊しちゃった大変と思って、安いフィルムカメラを肩にかけて通勤する毎日。だれっか写真とらせてくれないかなー。。。

 

そんなとき、隣家の前庭に座っていたおじちゃんが、「君カメラマンなの??俺と俺の猫とってよ!」と陽気に声をかけてくれた!!

まさかそのおじちゃんも私が大喜びで本当に写真を撮るとは思っていなかったかもしれない。。。でも私は撮った!!!!

その夜、昔卒業した写真学校の暗室にいき、写真現像&プリント。 翌日にさっそくおじちゃんにプレゼント。 「ありがとう」とびっくりした顔のおじちゃんと仲良くなったのがきっかけだったと思う。それから私はモナドナックストリートで写真を撮っている。

 モナドナックストリートお友達第1号のおじちゃん

おじちゃんの名前はベニーといい、アフリカ ケープベルデからの移民であることあとからしった。